
二つの名前を持つ千と千尋。
異世界での千と現実の世界での千尋。
千尋は異世界へ通じるトンネルの前で、不思議な石像に出会った。
その石像は、前後両面に顔があったのだ。
なにやら、ローマ神話のヤヌスとだぶるのだが、同じ役割なのだろうか?
ヤヌスは家や都市の出入口にあり、門の守護神。
そして、門は始まりを示すことから、あらゆる事物の出発点の神である(ジャポニカ参照)。
さて、そんんな10歳の少女・千尋は、両親と引っ越し先で道に迷い、八百万(ヤオヨロズ)の神が住む異世界へ足を踏み入れてしまったのだ。
美味しそうな匂いに誘われた両親は食の貪欲から豚にされ、一人になった千尋は、偶然出会った少年・ハクに助けられ「油屋」という湯屋(ユヤ)で働くことに。
最初は社会の秩序が分からず周りに迷惑をかけていた千尋だったが、誰にでも愛情を持って接する態度が徐々に認められ、みんなの人気者になったんだ。
最後は、豚になった両親も助け現実の世界へと……。
原作・脚本・監督:宮崎駿
音楽 :久石譲
主題歌 :木村弓「いつも何度でも」
公開日 :2001年7月20日
上映時間 :125分
それでは2002年ベルリン国際映画祭・金熊賞、2003年アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した『千と千尋の神隠し』の名言を見てみよう。
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