映画

宮崎駿『ハウルの動く城』名言22選 待たれよ 何用かな?

目次
  1. 美男ハウルの名言4選 (声:木村拓哉)
  2. 少女でもあり、おばあちゃんでもあるソフィーの名言 10 選 (声:倍賞千恵子)
  3. 少年マルクルの名言3選 (声:神木隆之介)
  4. 荒地の魔女の名言1選 (声:美輪明宏)
  5. かかしのカブの名言2選 (声:大泉洋)
  6. 火の悪魔 カルシファーの名言2選 (声:我修院達也)
  7. あとがき

美男ハウルの名言4選 (声:木村拓哉)

やあ、ごめんごめん 捜していたよ

ハウルの動く城

兵士二人がソフィーをからかっている場面で、ハウルが助け船を出した言葉。

ハウルの言葉は偶然ではなく、本当にソフィーを捜していたのでは。
ソフィーは、過去にハウルと会っている。
そしてソフィーは、ハウルに「待ってて、私、きっと行くから。未来で待ってて」と叫んでいる。
ということはハウルが待ちきれず、反対に声をかけたということ?
私、グズだから……

汝(ナンジ)、流れ星を捕らえし者 心なき男 お前の心臓は私のものだ

荒地の魔女が、ソフィーのポケットに忍ばせたハウルへの伝言文。

ハウルへの想いが忘れられないのだろうか。
それはそうとして、ハウルとカルシファーの契約を知っているかのようなメッセージ。
ハウルとの接点があった時に知ったのか。

それにしても執念深い、おばちゃんパワーか。

もう終わりだ 美しくなかったら生きていたってしかたがない

ハウルの動く城

ソフィーが良かれと風呂場の棚をキレイにしたら、ハウルのまじないがメチャクチャになり、髪の毛が金髪から黒に変色したのだ。
美にこだわるハウルは、かつての失恋状態のように落ち込むことに。
その時のつぶやき。

そんな自由奔放に生きたハウルとは裏腹に、ソフィーは父が残したハッター帽子店を引き継ぎ、しがない生活をしていたんだよね。
そこでソフィーが爆発「私なんか、美しかったことなんか一度もないわ!」と号泣。
しかし、ハウルの城に住む人たちは、怒ったり、泣いたりと、いつの間にか家族になってる。
師弟関係のハウルとマルクルは、「ハウルさん」と“さん”づけで呼んでいるが、他の人たちは、みーんな呼び捨てである。
結局、仲がいいんだよね

守らなければならない者が出来たんだ 君だ

ソフィーの「逃げましょう。戦ってはダメ」の言葉にハウルは、「なぜ?僕は充分逃げた」そして上記の名言を。

つまり、ハウルはソフィーに宣言したのだ、「好きだ」と。
ハウルは、真の男になったのか。




少女でもあり、おばあちゃんでもあるソフィーの名言 10 選 (声:倍賞千恵子)

親切だけはいただくよ ありがとさん

腰の曲がったソフィーが、手すりにつかまりながら階段を降りる場面で、「おばあちゃん手を貸そうか?」と青年に言われての返答。

荒地の魔女が、18歳の少女ソフィーを90歳のおばあちゃんにしたのだ。
しかし、いきなり親切な青年に出会えて前途は明るいかも?

あんたの行くとこの その先だよ

ハウルの動く城

ソフィーが馬車のおじさんに何やら話しかけると「かまわねえけど、ばあちゃんどこ行くの?」と聞き返された時の返答。

いやぁー、しゃれてるねー
何かのおりに使ってみよう。
結局は、どこに行くのか決まっていないということかな。

年をとると悪知恵がつくみたい

かかしのカブは、助けていただいたお礼にと、ソフィーに杖をあげたんだよね。
というのも、草やぶから顔を出していたカブの足の部分を、杖にしようとしたのが始まりなんだ。
それからのソフィーは、カブにまとわりつかれるため「ついでに今夜泊まる家を連れてきてくれるといいんだけどねぇ」と無理難題を押しつけ離れようとしたんだよね……。
その時の一人言が上記。

ところが素直なカブは、そうとは知らず「ハウルの動く城」を連れてきたんだ。
カブ、すごい

年をとっていいことは驚かなくなることね

ハウルの動く城

ソフィーが「ハウルの城」の中に入っての第一印象は、ただのボロ家にしか見えなかったこと。
その時の一人言。

子供が何をみても驚くのとは、正反対。
人生経験がそうさせるのか。
どひェー

ハウルに心がないですって?

サリマンに「心をなくしたのに力があり過ぎるのです」と言われての返答。

さらにソフィーは「確かにわがままで臆病で何を考えているかわからないわ。でもあの人はまっすぐよ。自由に生きたいだけ〜わたしはそう信じます!」と。

やはり人間は、恋をすると若返るのか。
ソフィーの顔がおばあちゃんから、みるみる美しい女性に。また、守る人ができると強くなれるのか。
帽子店を営んでいた時の内気な少女から、積極的に主張する女性に変貌している。
成長した、ということ

年寄りのいいとこは失(ナ)くすものが少ないことね

ソフィーはキレイだよ」とハウルが強調した時の返答。

ハウルがいなくなることを恐れて言ったのでは。
つまり、失恋

おばあちゃん、恋したことあるの?

ソフィーはハウルが帰ってこないので、ため息ばかりしていると、荒地の魔女に「恋だねェ」と言われての返答。

おばあちゃんこと荒地の魔女は、男の良いところも悪いところも、なんでも知ってそう。
でも好きなのは、若い男の心臓なんだけどね。

gon
gon
おばあちゃん、強欲は痛い目にあうよー

また、サリマンにも「恋しているのねェ」と。
どうやら“恋”は、顔色や態度にあらわれるらしい

思いうちにあれば色外にあらわる

一流は場所を選ばないって!

ハウルの動く城

ソフィーがカルシファーに「カルシファーお願い。あなたにしかできないの。ハウルの所に行きたいの、お城を動かして」「あなたならできるわ、すごい力を持っているもの」と、お願いしている。
そして「だって昔から言うじゃない」と上記の名言を。

すると荒地の魔女までも「カルちゃんキレイだねぇ」と甘い言葉をかけてきたのだ。
その気になったカルシファーは、ソフィーのおさげをパクパク食べ、パワー全開。

悪魔もおだてには、弱いんだね

どうかカルシファーが千年も生き ハウルが心を取り戻しますように

ソフィーは、カルシファーは星に、ハウルは心を持った人間にと、願いを込めて心臓を戻したのだ、ハウルに。

ということは、ソフィーも魔法使いということだよね。
つまり「ハウルの城」に住む家族は、すべて魔法使いということ。
ハウルは勿論のこと、弟子のマルクル、荒地の魔女、カルシファー、そしてソフィー。

ヒェー

そうなの 心って重いの

ハウルは心臓が戻り「こりゃひどい体が石みたいだ」の発言に対し返答。

ゴン
ゴン
そう、心は計(ハカ)り知れないものですよねー

特に恋心は、ねぇ




少年マルクルの名言3選 (声:神木隆之介)

待たれよ

ハウルの動く城

ハウルの弟子・マルクルが、来客のたびに放つ言葉。

本作の中では、一番のお気に入り。
神木隆之介の声も、いいね。

何用(ナニヨウ)かな

僕ら家族?

ソフィーにすっかり、なついたマルクルは、ソフィーが家を出るのではないかと勘違いをし、確認した時の言葉。

ソフィーは、「そう、家族よ」と。

ソフィーは好かれる性格なのか、かかしのカブ、荒地の魔女、そしてサリマンの犬・ヒンまで、ソフィーから離れない。
そして動く城の家族、ハウル、マルクル、カルシファーに合流。

やはり家族は多い方がいいよね

おばあちゃん大丈夫だよ 僕がついているからね

ソフィーに「マルクル おばあちゃんお願いね」と頼まれ、マルクルが、おばあちゃんにかけた言葉。

マルクルは、大人の言動をしっかりみているよね。
待たれよ」の時も感じたが、“大人”が板についている。
さすが、ハウルの弟子。

荒地の魔女の名言1選 (声:美輪明宏)

あらダメよ 私は呪いはかけられるけど 解けない魔女なの

ソフィーに「私にかけた呪いを解きなさいよ」と言われての返答。

ゴン
ゴン
ソフィー大丈夫、カルシファーがいるよ

カルシファーいわく「簡単さ、おいらをここに縛り付けている呪いを解いてくれれば、すぐあんたの呪いも解いてやるよ」と。
でも「悪魔は約束はしないさ」とも。

約束はしないけど、呪いは解くのかな




かかしのカブの名言2選 (声:大泉洋)

ありがとう ソフィー

ソフィーがカブに「ありがとう」と言いながらキスをすると、なんと人間になったではないか。
そして人間になったカブが、上記の言葉を。

そのあと間髪入れずに荒地の魔女が、「愛する者にキスをされないと解けない呪いね」と。

そうか、それでカブは、ソフィーにつきまとっていたのか

心変わりは人の世の常と申しますから

カブは、ソフィーが「ハウル大好き!」と抱きついた光景を見てしまったのだ。
カブが失恋をした瞬間である。
その光景を一緒に見ていた荒地の魔女に、上記の言葉を。

あきらめの悪い王子に「じゃあ 私が待っててあげるね」と、荒地の魔女が言うと……なぜか犬のヒンが大喜び。

そうだ、ヒンは浮気者なんだよね

火の悪魔 カルシファーの名言2選 (声:我修院達也)

おいら、火薬の火は嫌いだよ やつらには礼儀ってものがないからね

ハウルの動く城

戦争を見てきたハウルとの会話の一部。

また、ソフィーとハウルの会話も重要。
ソフィー : 軍艦?
ハウル    : 町や人を焼きに行くのさ
ソフィー : 敵?味方?
ハウル    : どちらでも同じことさ……人殺し共め。ごらん、あんなに爆弾をくっつけてる

戦争は嫌いだ

おいら みんなといたいんだ

ハウルの動く城

カルシファーはハウルに心臓を返し、せっかく自由になったというのに、ハウル家に戻ったということは、上記の言葉どおりか。

ハウルには「戻ってこなくてもいいのに」と言われつつも、親しみがこもってるよね。
そしてソフィーには、「ありがとう、カルシファー」とキスのおまけつき。
もうカルシファー大感激、グフフ……。
そして“動く城”は、ごりっぱになり“天空の城”へと……。
ところでカルシファーは、何を食べたのだろうか。
人間の体の一部を食べないと魔力は強化できないはずなのに。
ハウルには、心臓を返し自由になったが、ソフィーには、おさげの髪を返していないよね。
ソフィーとカルシファーの約束は有効だということ。
ハウルがソフィーに「ああ、ソフィーの髪の毛、星の光に染まっているね、キレイだよ」という場面があるが、伏線を張ったのでは。
カルシファーは、星の子だからね。

おいら みんなといたいんだ…… グフフッ




あとがき

ハウルの動く城

人間は、守る人ができるとパワーが出るのだろうか。

えーいッ、百人力

また、老いは満更でもなさそう、ソフィーや荒地の魔女を見る限り。

そして、ハウル家はカルシファーの火の力を借りながら、老いも若きも一家団欒(イッカダンラン)ダンラン。

そんな「ハウルの動く城」は「天空の城ソフィー」に改名かな。

ヒンヒン

それでは、さよならサヨナラ

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