今、東所沢駅。
「アニメが改札前の壁に?
改札を通り抜け右方向に歩き続けると、アニメ……アニメ、あにめ,animeが、マンホールに描かれているのです」
歩くこと10分、目的地のところざわサクラタウン・角川武蔵野ミュージアムに到着。
目印は、花崗岩で覆われた巨大な建造物。
時刻は12:00「ラーメンWaker」へ行きたいけれど、サクラタウン2階「ダ・ヴィンチストア」へ直行。
いきなりアニメグッズがお待ちかね。
目を見張ると、店内のレイアウトにウキウキしている自分が分かる。
ジャンルはさまざま、角川作品は勿論のこと、わび・さびコーナーであったり、旅コーナーがあったり、所狭しと本が並んでいる。
とにかくこの空間にいることが楽しい。
店内をグルグまわること1時間、帰りに本を1冊購入。
すると、店員が「1,000円以上お買い上げのお客様には、こちらのトートバッグ(ダ・ヴィンチストアの店名入り、裏には『きれいは汚い 汚いはきれい』マクベスの台詞入り)とコースター(涼宮ハルヒ絵入りが2枚)がついております」と、説明。
ダ・ヴィンチストア をあとに向かった先は、角川武蔵野ミュージアム4階、本棚劇場。
2階からエレベーターで4階へと思いきや、何とエレベーター脇に、会田誠の作品があるではないか。
垂れ幕のごとくドーンと壁に飾ってある。
少女とアマビエが、体を寄せ合い岩の上に座っていたのだ。
受付の横には、奈良美智の作品もあるではないか。
トレードマークの少女ではなく、笑顔が彫刻されている。
御二方の現代アートを見れただけで、もう大満足。
早速、本棚劇場へ向かう。
4階入り口でQRコード(インターネットでチケットを購入すると、QRコードが発行される)をスキャンされ入場。
本棚劇場へ辿り着く前に、Edit Townという本棚街を楽しむ。
本棚には映画監督の本が並んでいるかと思えば、映像が流れていたりもする。
映像は、松岡正剛館長が初恋の思い出を語っていた。
とにかく通路の両脇には、本、ほん、ホンが並んでいる。
棚からは本を取り出し読むことができ、ここは写真撮影も可能。
本棚劇場も然り。
お目当ての本棚劇場は足を踏み入れた瞬間、圧倒された。
360度、5階まで吹き抜け。
5階までの本棚を舞台に、各々の本が観客に向けて演じている。
まさに劇場である。
プロジェクションマッピングも場を盛り上げている。
角川映画『人間の証明』のテーマ曲をバックに、松田優作の顔が本棚をスクリーンになぞらえ映し出されていた。
他にもプロジェクターの光が、電光石火のごとく棚を目まぐるしく駆けめぐり、目が点状態に。
今日は楽しかった!
本は読むだけでなく、見る楽しさも教わった。
表紙、背表紙、挿絵そして本棚と、見ているだけでワクワク。
リピーターになること間違いなし。
「本は、読むも見るも芸術そのもの」
本日、おすすめの一冊、『君たちはどう生きるか』。
それでは、さよならサヨナラ。