『おかえりモネ』は、21年5月17日から始まったNHKの朝ドラ。
宮城・登米と気仙沼が舞台。
自然ゆたかな山あり、海あり、そして空あり。
モネの愛称で親しまれている主演の永浦百音(清原果耶)は、天気キャスター朝倉覚(西島秀俊)の影響により気象予報士に。
脚本は『きのう何食べた?』の安藤奈緒子。
だいたいの人は、気象予報士といえば、お天気お姉さんが思い浮かぶのでは?
天気番組では、気象庁から提供される気圧配置やアメダスなどのデータを気象予報士が分析し、天気や降水確率、気温、そして湿度などを予報する。
また、気象予報士の資格がないアナウンサーやタレントのために、予報の原稿作成も。
それに、飛行機の離着陸や船の航路などを気象条件と相談しながら予測したりもする。
近年は、各地域でゲリラ豪雨や台風の被害が多発していため、地域の地形や地質などの調査も必要であり、地域密着の気象予報士もいる。
モネは、3.11東日本大震災のわだかまり「何もできなかった」「ただ、誰かの役に立ちたい」そして、気象予報士は「人の命を守る仕事」ときたら……。
当然のちのちは、地域密着の気象予報士でしょう。
ただいま!『おかえりモネ』と。
音は温度の高い方から低い方へと伝わるんだよね。
つまり上空が低気圧の場合は、上空の空気が温かいため、音が上空に逃げず地上にとどまるため、遠くの声が聞こえやすくなるんだ。
雨が降る予兆でもあるんだよ。
天気を予測する力は、本来、人間に備わった能力なんだよね。
低気圧が近づくと喘息が悪化したり、偏頭痛になったり、そして梅雨時には関節痛が始まったりと。
これらは気温差や気圧の関係により血管が拡張したりするためなんだ。
確かに梅雨時は、忘れていた腰痛が、ぶりかえすんだよなぁ。
花粉症も気象病だよ。
あたたかく湿った空気が冷たい地表面や水面を移動するときに下から冷やされ発生する霧のこと。
登米・北見川の水面上には、朝倉が帰京日の朝に見たいと希望した移流霧(いりゅうぎり)が現れた。
しかしモネが、気仙沼でも同じような霧と話していた「けあらし」は、「移流霧」と原理が反対で、温かい水面からの水蒸気が上空の冷たい空気に冷やされ発生する霧のこと。
「蒸気霧」という。
冬の日本海にも発生する。
お茶の湯気も同じ原理。
虹色になる雲で太陽近くに、いわし雲やひつじ雲そして、わた雲が現れたときに発生。
目を痛めます!
太陽を建物などで隠してから雲を探すか、サングラスをかけましょう。
ちなみに虹は、太陽とは反対側に発生。
モネが朝倉に聞いていた「彩雲を見ると良いことがあるというのは本当ですか」は、迷信ときっぱり返答していた。
「しかし、空を見て空がきれいと思える時点で、その人は前向きになれている。
だとしたら、良いことが起きる前兆と言っても良いじゃないでしょうか」と朝倉は言っていた。
それでは、さよならサヨナラ。